適用事例

自動車

自動車業界では、環境規制(排ガス・燃費規制)の強化を背景に、神戸製鋼所のPVDコーティング技術の適用が増えています。特に高圧条件下での使用が求められる「エンジン部品」については、部品の高寿命化のニーズが非常に高まっており、今までコーティングを施されていなかった部品へ適用される機会も多くなっています。
目には見えないところですが、乗用車からレースカーまで自動車部品のどこかには必ず当社の成膜技術が採用され、その適用範囲は拡大を続けています。

主な適用先

エンジン部品(燃料噴射系部品等)

エンジン部品には、極めて高いレベルの「耐摩耗性」が求められます。そして、その高度な耐摩耗性を実現させるためには、「摺動性(低い面粗度)」と「密着性(剥がれにくさ)」を兼ね備えた皮膜が必須となります。
神戸製鋼所は、優れた「摺動性」と過酷な環境でも剥離を防ぐ「密着性」を兼ね備えたソリューションを提供しています。

エンジン部品
主な適用部品

①インジェクションノズル / ②シム / ③スイングアーム / ④ピストンピン 等

「密着性」に関する試験データ

自動車部品用「DLC被膜(Cr/W複合中間層を持つ構造)」の試験において、高硬度基材では「臨界荷重100N以上の密着性」を発揮。低硬度基材でも、HRC圧痕試験において剥離は発生しませんでした。

「密着性」に関する試験データ
神戸製鋼所の技術

神戸製鋼所の「DLC皮膜」は、中間層の構成を工夫する(2種類の中間層の長所を組み合わせる)ことにより、極めて高い密着性を実現します。

中間層の構成
推奨皮膜・装置
皮膜
装置

エンジン部品(ピストンリング)

神戸製鋼所は、長年にわたりピストンリングのコーティング処理を手がけており、装置の開発をはじめ、様々な技術や知見を培ってきました。近年では「トップリングだけでなく、セカンドリングにもコーティングを施したい」「摺動特性を向上させたい」といったご要望も増加。神戸製鋼所では、増加・拡大を続けるニーズに合わせて最適なソリューションを提供しています。

ピストンリング
主な適用部品

①ピストンリング(トップリング、セカンドリング)

神戸製鋼所の技術

「厚膜化」によって、過酷な環境での耐久性向上に成功。「厚膜化」は、従来の「CrN系皮膜」のみならず「DLC系皮膜」への対応も可能です。

厚膜化
推奨皮膜・装置
皮膜
装置

金型向け

燃費性能向上のために自動車の軽量化が進む中、車体の骨格部材として「ハイテン材(高張力鋼)」が採用されるケースが増加しています。「ハイテン材」は非常に硬い鋼材ですが、力が加わった後に元に戻ろうとする力(スプリングバック)が強いため、非常に加工が難しい鋼材の一つです。
神戸製鋼所では、ハイテン材用の金型の表面にPVDコーティングを施すことで、金型へのダメージ低減や、加工性能の向上を実現します。また、ハイテン材用の金型だけでなく、射出成型用金型やタイヤの溝を形成するための金型などの表面処理にも実績があり、「耐摩耗性」や「離型性」の向上など様々なご要望に対応することが可能です。

ハイテン材
主な適用部品

①ハイテン材成型用金型 / ②射出成型用金型 / ③タイヤ溝成形用金型

推奨皮膜・装置
皮膜
装置
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